「省スペース」は最重要課題
このパソコンの特徴は、やはりキーボード一体型という点である。
OSはWindows10。2つのUSBポートとmicro SDカードリーダーを備え、操作部にタッチバッドもある。テレビとそれにつなぐケーブルがあれば、『WP004』を使用することができる。

上の画像は英語キーボードだが、日本国内で販売される製品は、当然ながら日本語キーボードだ。
この製品は、冷却ファンを搭載していない。もっとも最近はそういう製品も珍しくなくなってきているが、『WP004』の場合はその表面積を広くすることで、効率のよい放熱を図っているという。
そうした特徴を揃えた本製品は、非常にスリムな印象を受ける。先述の通り、パソコンというのは机の上のスペースを奪うものでもある。その点は今も昔も変わらない。
そして、最近では「家に物を置きたくない、部屋には極力何も置かないほうがいい」と考える人が増えている。“断捨離”や“ミニマリスト”といったものがここ数年話題になっているのだ。
パソコンも部屋のインテリアである以上、その見た目やコンパクトさもスペックの一つとして考慮する必要があるのではないか。
Next 高齢者層への普及促進となるか?