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アニメ映画『この世界の片隅に』プロデューサーが語る、クラウドファンディングの正しい活用法

支援金は1円でも多く映画に

そこで、最近話題のクラウドファンディングにトライ。が、制作費総額が2億円以上かかるのに対し、ファンディング目標額は2,000万円に。プロジェクトの目的も『パイロットフィルムの制作費』とした。

真木氏、

<例えば、もし集まったお金が500万円だったとしても、「そのお金で映画を作ります」と言ってしまうと、作らないといけない。

でも、それでは無理なので、支援してくれた人たちにウソをついたことになってしまうんです。だから、パイロットフィルムにしたんです>

 

また、支援者してくれた人に対するリターンも最小限にした。

支援コースは、2000円、5000円、10,000円、100,000円、300,000円、1,000,000円の6つ。それに対し、リターンは

■1:支援メンバー証を発行。制作進捗など最新情報をメディアより先にメールで配信(全コース)
■2:原作者書き下ろしイラストが付いた、主人公・すずさんからの手紙(全コース)
■3:制作支援メンバーズミーティング(5,000円以上)
■4:本編のエンドロールに支援者の名前をクレジット(10,000円以上)

といった感じだ。

 

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source:https://www.makuake.com/

 

真木氏、

<支援してくれる人たちの一番の想いは、映画を完成させることだと思った。だから、支援金の1円でも多く映画の制作費に掛けたかったんです。>

 

それが結果的に成功。

3月9日11時の公開から、その夜には5,000,000円が集まり、目標額は1週間後の3月18日に達成。

サイト公開が終了した5月29日には、前述の通り、目標額の181%である3,000万円以上の支援金が集まった。

支援者総数3,000人超は、当時国内最高だったのも前述の通りだ。