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世界最悪の大気汚染は中国でなくインドにあり。ディーゼル車規制は焼け石に水か

屋内でも空気清浄機を最大風量にせよ?

同じ頃、北京でも大気汚染が深刻な状態になっていたため先述の『赤色警報』が発令されていた。

しかし、ニューデリーではそれを上回る大気汚染が発生していたにもかかわらず、緊急警報は出されなかった。

それは、警報を発する規定が無いからだ。

しかし、デリー市内は大気が白く濁り視界も効かない日が続いたため、在インド日本大使館は、邦人に対し屋外活動を控えるように注意を出した。

そればかりか、屋内でも空気清浄機を最大の風量にするように促すという凄まじさだ。

インド環境当局が調査したところ、同市内では今月は連日にわたりPM2.5が300マイクログラムを超えていたという。それでも警報は出されないのだ。

同国政府の研究機関によれば、この大気汚染で年間1万~3万人の市民が死亡していると言うから凄まじい。その多くが喘息や肺がん、心臓疾患によるという。

 

この大気汚染の原因としては、元々増え続けている自動車、特にディーゼル車の爆発的な増加による排ガスや、石炭火力発電所からの排出ガスが考えられている。

特に、大気汚染が10月~1月下旬にかけて悪化する原因としては、農村部の野焼きが行われる季節であり、調理や暖房に木材や固形燃料が使われる量が増えるからだという。

また、ヒンドゥー教の『ディワリ』と呼ばれる祝祭が行われ、市内各地で大量の花火が使われることも原因だと考えられている。

その上、この時期は風が弱まり空気が留まってしまうのだ。