時代の変化に合わせた改定
『日本食品標準成分表』には、食品が100グラム当たりに含んでいる、カロリーや成分について記載されている。
これが、飲食店などのメニューのカロリーや栄養計算の目安に使われたり、学校給食の栄養バランスを取るための根拠とされてきた。
それが15年ぶりに、時代の変化に合わせた大幅改定となった。
まず、多様化した食品に合わせて、掲載食品数は従来の1,878食品から2,191食品に増加した。

例えば、伝統的な食文化として刺身、天ぷらなどが追加され、健康志向が反映された発芽玄米や亜麻仁油などが追加された。
また、食品アレルギーへの配慮として、米粉パンや米粉麺などが追加されている。
食生活の変化も反映されて、ベーグルやキウイフルーツ、ブロッコリースプラウト、唐揚げ、とんかつ、餃子なども追加されている。
また、ノンアルコールビールなども追加された。

他にも、これまで成分表として『アミノ酸成分表』『脂肪酸成分表』があったが、これらに『炭水化物成分表』が追加されている。
これには854食品のデンプンや糖類の量が記載されている。

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