貧血防止のひじきの鉄分が激減
今回の改訂内容で最も注目されたのは、調理具による栄養素の違いだ。
特に、貧血予防に良いとされてきた、干しひじきや切り干し大根に含まれる鉄分が、最近の調理器具が使われた場合は、大幅に減少する事が記されて波紋を呼んでいる。
例えば、ひじきの鉄分は、鉄釜で調理された場合は58.2ミリグラムだが、最近の主流であるステンレス釜で調理されていれば、僅か6.2ミリグラムだと記載されている。

また、切り干し大根も以前は鉄分が9.7ミリだったが、鉄製の包丁からステンレス製の包丁で調理されることを前提に、3.1ミリグラムに書き換えられた。
このような結果は、現在流通している料理本やメニュー、健康関係の本などを、書き換える必要性を示している。
時代を反映した改定は、広範囲に影響を与える事になりそうだ。
【参考・画像】
※ Kei Shooting / Shutterstock
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