排水システムの改善にも貢献
パーキンス・イーストマン社のジョナサン・コーン社長によると、『Green Line』のメリットは次の通り。
■1:都市とマッチする新しい緑の保養スペースとなる
■2:プレミアムなエリアになり、周辺にある不動産の価値が上がる
■3:排水システムを改善できる

最近NYでは、大雨や雪解け水などにより、大量の水がブロードウェイにあふれ出すことが問題になっている。
上の3は、この問題に対し、ブロードウェイに敷いてある(アスファルトなどの)舗装材を剥がすことで、雨水などを地面に吸収させられる=排水が改善する、ということだ。
1は、緑が増えれば人間の健康や精神面でプラスになる、ということだろう。
2は、まぁこのエリアに土地を持っている人や一部の富裕層向けの話だな。
NYでは、最近、古い高架貨物線を利用した空中緑道の『ハイライン』や、地下公園の『ローライン』(写真下)など、様々な工夫で公園施設が増えている。

今回の『Green Lineコンセプト』も、街に緑が増える=環境改善になることは確かだ。 実現すれば、緑の中を歩いてミュージカル鑑賞やタイムズスクエアへ、なんてことに。
まだ、提案の段階なので、実現するかどうかは不明だが、そんな景観も乙かも。
日本で言えば、東京の渋谷や新宿のメイン通りが緑一色となり、年中歩行者天国になる……ってイメージかな。
【参考・画像】
※ Perkins Eastman proposes turning New York’s Broadway into long park(de zeen)
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