IT/テック

【未来探訪#006】IoT中心の新「ものづくり」拠点、DMM.make AKIBAの今とこれから

「コミュニケーションを広げることが重要」

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(インタビューした201512)現在、会員数はどれくらいなのだろうか? また、サービスなどには、ここ1年で変化はあったのでしょうか

橋場氏、

<会員の方は約400名くらいです。 現状では、主にスタートアップのチームや個人の方など、比較的少人数によるプロジェクトが多いですね。

ただし、法人様からのお問い合わせも増えてきているので、今後は法人プランも展開する予定です。 基本的なサービスは、オープン当初から変更はございません。

・ハードウェア開発に必要な機材を揃えた『DMM.make AKIBA Studio』
・シェアオフィスやイベントスペースとして使える『DMM.make AKIBA Base』
・製品開発やビジネスのコンサルティングを行う『DMM.make AKIBA Hub』

の3つで構成しています。>

 

オープンして1年、振り返ってみてどうだったのでしょうか?

橋場氏、

<前例があまりない、新しい試みであるということもあり、まだまだ模索している段階ですね。ただ、反省は幾つかあります。

特に、ものづくりをしたい人たち同士が、もっとコミュニケーションを取れることをやりたいですね。色々な交流により化学反応が連鎖すれば、今までと違う何かが生まれると思うんですよ。

なので、2016年以降は、もっと多様なイベントをやっていきたいです。>

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岡島氏、

<重要なのは、会員さんたちが、自分が作っているものや、作りたいものを、お互いにシェアできること。なので、あまり形式ばらず、いろんなことを試すつもりです。飲み会でも、プレゼン大会でも、ハッカソン的なものでもいい。また、外部の方々とのコミュニケーションも演出したいですね。

例えば、大きな民間企業、スタートアップも含めた中小企業、経済産業省などの行政 ・研究機関や大学などアカデミアといったところの方々。

そういった人たちに、ここをよく知ってもらったり使ってもらうのはもちろん、会員さんたちと繋がってもらいたいですね。ここの会員さんが増えるということもあります。

ですが、もっといいのは、例えば、ロボティクスやビッグデータなど、最先端の研究をされているところと繋がることで、より高い技術を、よりいい条件で会員さんに還元できるようになるんです。>