IT/テック

【未来探訪#006】IoT中心の新「ものづくり」拠点、DMM.make AKIBAの今とこれから

AKIBA発の製品登場で働き方も変わる?

IoTのハードウェア製品を製造・販売し、新しくビジネスを始めたいスタートアップの人たちが多いDMM.make AKIBA。では、実際にここで作り、販売されている製品はすでにあるのでしょうか?

橋場氏、

<2016年にはちらほら出てきそうです。>

岡島氏、

<ただし、それらは、うちができる前、一昨年やその前から頑張ってきた人たちが作っているものですね。

DMM.make AKIBAができてから、会員になって頂き、作り始めた人の製品が出てくるのは、2017年末とか2018年頃になるでしょうね。

ハードウェアの場合は、プロトタイプを作り、トライ&エラーをくり返しながら製品化するため、どうしても時間がかかるんです。>

 

製品が販売され始めれば、DMM.make AKIBAはさらに注目を浴びるでしょうね。

 

岡島氏、

<それに加えて、“働き方”の見方や考え方も変わってくると思います。

インターネットの世界では、昔に比べてサーバーが安くなったり、ソフトウェアが簡単に作れるようになったことで、スモールビジネスがやりやすくなりましたよね。同じような事が、ハードウェアの世界でも起こると思います。

今までは、機材などが揃った工場などに行かないと、ものづくりはできなかった。ましてや、ちょっと試作をつくったり機材を使う練習をしようなんてことは、お金が掛かりすぎるし、工場がある企業に属さない限り不可能でした。

それが、ここであれば、多少コストがかかるとはいえ、今までより安い金額でできるようになった。「プロトタイプ製作→テスト→製品化→販売」 といった流れが、大企業に属さない少人数のチームや個人でもできる。

ここで作った製品が世に出ることで、そういった事を知ってもらえば、自ずと働き方の考え方が変わる人も出てくるでしょう。

そういった流れが、結果的にいろんな新しいイノベーションを生むんだと思います。>

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【未来探訪#007】に続く

 

【取材協力】

※ DMM.make AKIBA

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