プライバシー問題に考慮し撮影中はLEDライトが点灯

今回の新型は、そういった企業向けEnterprise Editionとして発表されたものだ。
ぱっと見は、従来モデルとさほどデザイン上の変更はない。外観上の一番の違いは、折り畳んでコンパクトにできるヒンジが付いたくらいだ。
だが、細部や中味はアップデートされている。
パワーボタンはデバイス背面に移動、バッテリー寿命の向上を図り、外付けのバッテリーパックも装着することができるようになった。

CPUは、インテルAtomプロセッサーを搭載し、より処理能力を向上(OSはもちろんAndroid)。先端に付いた画像などを映し出すプリズムも大型化され、より大きな画面表示ができるようになっている。
ビデオなどの撮影中は、デバイスのフロント面にあるLEDライトが点灯。外から見ても、撮影中であることが分かるような装備も追加されている。この辺りは、プライバシー問題に考慮したためだろう。
また、ワイヤレス接続のしやすさも向上させていて、ビデオストリームアプリ向けに5GHzのWiFiバンドも採用。トータルで、従来モデルよりも使い勝手が向上している。
発売時期などは、まだ明らかにされていないが、販売は前述の通り、企業向けになる模様。
となると、医療や業務用としての使用が予想されるが、全く一般人が手に入れられなくなるとも言い切れない。
様々な業種のスタートアップ企業が購入、独自にアプリなどを開発し、一般向けに販売することも十分ありうる。まぁ、Googleが企業に「一般売りはダメよ! 」といわなければの話だが……。
とりあえずは、動向を伺うしかないようだ。
【参考・画像】
※ this is Google Glass : Enterprise Edition in the flesh – 9to5Google
【関連記事】
※ Googleの自動運転車は「お先にどうぞ」と歩行者にサインを送る
※ ウェアラブル化に期待!手話を自動翻訳する装置で豊かなコミュニケーションを
※ 音楽が見えるように!? スマートヘッドフォン「ORA-X」がスゴい
※ Google Glassを「スカウター」に限りなく近づける驚異のアプリ
※ それってもう仮想ではないのでは…。仮想現実でパンチを受けるとショックを感じちゃうデバイス
- 1
- 2