
2015年1月5日。この日はアメリカ史年表に永遠に記録されることになるだろう。
バラク・オバマ大統領が単独権限を行使し、銃規制を厳格化させると発表したのだ。
ところが、この発表により巨額の利益を得た企業が存在する。
銃器販売大手スミス・アンド・ウェッソン・ホールディングス(以下S&W)だ。5日の終値は、何と前日比11パーセント高という数字に終わった。
これは銃規制を警戒した市民による駆け込み需要がもたらしたものだが、同時にS&Wという企業の存在感を改めて世界に知らしめた。ここで我々は、考えなければならない。
S&Wとは、一体何なのだろうか?
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