「作業」する空間から「創造」する空間へ
この事業責任者である岩本美咲さん(東京大学4年生)は、日本のオフィスが、本当に人が働くことを考えて作られているのだろうか、という疑問を抱き、300人以上の起業家やエンジニア、営業職、企画職、管理職の人たちにインタビューを行ったという。
すると、そこから浮かび上がったのは、リラックスして集中できる空間がない、ということだった。
そこで彼女は、作業する空間では無く“創造する空間”を作りたいと考えた。
<日本の働く人の空間をもっとわくわくするものにしたい!>
結果、働く空間を、オフィスから美術館へ変えることに思い至った。そのヒントは海外にあったようで、海外の美術館はライブやパーティー、会議などに利用されているという。
それを確かめるために、実際に彼女は昨年の夏にヨーロッパに飛び、100箇所以上の美術館やカフェ、ワークスペースを視察している。
ところで1号店のコンセプトは“和の美術館”だそうだ。まずは日本人が親しみ易い、日本の美から取り入れるとしている。
そこには飛び石があり、畳みや障子がある。
作業から創造に切り替えるために、オフィスから美術館に場所を変えてみるというのはとても趣深い。
【参考・画像】
※ オフィスに代わる「働ける美術館」ARTHOUSE(アートハウス)がクラウドファンディング公開後30分で目標額を達成 – PR TIMES
※ 働く空間を革新する、オフィスに代わる「働ける美術館」を創りたい! – Makuake
【動画】
【関連記事】
※ エコタンク搭載インクジェットプリンタがプリンタビジネスを変える?
※ 目の見えない方にも名画を体験させる…3Dプリンタがもたらす新たな境地とは
※ 世界初!オフィスから循環型社会を提案する、エプソンの画期的古紙再生機「PaperLab」