
「そのボタンを押したら、楽に逝ける。」
高度500メートルの高さで風を受けながら、あなたは一人きりで最後の選択を迫られる。
あなたはジェットコースターの黒い椅子に座っているのだ。
最も高い位置にゆっくりと上がるまでの孤独な2分間に、自分の人生を振り返ったことだろう。そして、頂点で動きが止まり、最後の選択が自分に委ねられている。
「FALL」と印字されたボタンを押しさえすれば、そのジェットコースターは猛スピードであなたを黄泉の国に連れて行ってくれるのだ。
それが、『Euthanasia Coaster』(安楽死のコースター)だ。
Next 10Gの重力加速度で「脳死」に至る