
インドネシアにとって、2015年は“スマホ元年”であったと言ってもいい。
いや、もちろんスマートフォン自体は以前から普及していた。インドネシアの富裕層の人々は、何年も前からiPhoneを持っている。だが去年は、大きな所得にありつけない人々でも購入できる“安価なAndroidスマホ”が大量に流通した。
首都ジャカルタの“最低法定賃金レベル”で生活している市民が、アプリを使いこなせるようになった。この意味は非常に大きい。
怒涛の影響は、まず運送業界に現れた。“Uber型配車サービス”が続々と登場したのだ。
そして、こんな変わった会社も出現した。“女性専用バイクタクシー企業”である。
- 1
- 2