
3DプリントやIoTによる、新しいものづくりを提供するDMM.makeで、3Dプリント造型代行サービスがある。
3Dデータを公式サイトにアップロードすると、3Dプリンターによる造型を代行してくれるものなのだが(会員登録が必要)、そのサービスで使える素材として、“ポリカーボネート”と“PC-ABS”が追加されている。
ポリカーボネートは、プラスチック素材の中で最高度の耐衝撃性を持つ素材だ。また、耐候性や耐熱性にも優れ、透明度が高いのも特徴として挙げられる。
日用品から軍事品まで幅広い用途
使用例としては、
・スマホやカメラ、双眼鏡などのボディ
・食器
・筆記具や文房具
・メガネやサングラス、ゴーグル
・自動車のライトカバー
・オートバイのヘルメット
・戦闘機コックピットのキャノピー
等々。一般の工業製品から軍事目的まで、様々なものの素材として使われているのだ。あらゆる用途で使用することができる、汎用性の高さはなんとも便利だ。
また、PC-ABSも、軽くて強く、メッキができるなどが魅力だ。テレビやラジオ、自動車などの部品、運動具、楽器ケースなど、こちらも様々な用途に使われている。
これら新素材が使えることにより、自分のアイデアを製品化できる可能性はグッと上がったはず。

2015年12月にリリースした“フルカラープラスチック”についても、色味や微妙な形状の再現が可能と好評。
ますます可能性が広がるDMM.makeに、今後も注目したい。
【参考・画像】
※ 【DMM.make 3Dプリント】新素材サービス開始 – PR TIMES
※ DMM.make
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