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キーボードを葬り去るかも? 何の上でもタイピングできるストラップ

キーボードはけっこう場所をとる。ふだん仕事をしている机の上でもそうだし、出先ではなおさらだ。あまり文字入力をしないのなら、タブレット端末でも十分役に立つかもしれないが、文書の作成となると、やはり入力が楽なキーボードがほしい。しかし、このデバイスの実力がホンモノなら、キーボードはいらなくなってしまうかもしれない。

TAP

source:https://www.youtube.com/watch?v=gtSQT8lS4vo

 

ストラップで文字入力

TAPというユニークなウェアラブルデバイスが発売を前に先行予約を受け付けている。これはどういうものかというと、柔軟性のある穴のあいたストラップで、その穴に指を入れて手にはめる。

親指を、何の上でもいいので、平らなモノの上で3回タップするとスイッチがONになり、Bluetooth接続が可能なデバイスと通信が開始する。スマートフォンやタブレット端末、PCなどだ。

そして、指を使って何かの上をタップすると、その指の動きを検知し、まるでなにかのキーボードを操作しているかのように、文字や数字、各種キーが入力されるのだ。

source:https://www.youtube.com/watch?v=gtSQT8lS4vo

といっても、通常のQWERTYキーボードを仮想しているわけではない。このTAPは独自の入力コマンドがあって、それに従って指を動かすと、文字や数字が入力されるようになっている。そのため、右手でも左手でも、片手に装着するだけで文字入力ができてしまうのだ。

入力動作の習得のためには、専用のアプリが用意されていて、ゲームをしながら楽しく練習することができ、約1時間くらいで覚えてしまうという。

キーボードは必要なくなる?

この手のアイテムは、実際のところは使ってみないとわからない。しかし、純然たるジェスチャーコントロールよりずっと現実的なインターフェイスだろう。それでいて物理的なキーボードよりはるかにスペースの制約がない。

このTAPがキーボードとほぼ同等の機能を発揮してくれるとしたら、キーボードなしでも楽に文字入力が可能になる。いまノートPCを持ち歩いているひとも、タブレット端末で済むようになるかもしれない。たとえ仕事場でも、キーボードがないことで、机の上を広く使える。

また、片手で文字入力が可能だとしたら、もう片方の手でメモをとりながら、あるいは、資料のページを押さえながらの入力といった作業も可能になる。デメリットとしては、脱着の手間がかかるということが考えられるが、それでも、いまキーボードを使っている仕事のスタイルは大きく変わるかもしれない。

 

【参考】

TAP

【動画】

This is Tap -YouTube