ほんの一瞬の輝きで私たちの心を捉えてしまう夏の風物詩、花火。
夜空に咲く大輪の花というイメージがあるが、最新技術により屋内で、しかも水面に現れる神秘的な「プロジェクションマッピング花火」が楽しめる。
虹色の光と水が織りなす最新鋭のイルカショー
光と水のショーが楽しめるのは、水族館「アクアパーク品川」。
360度から楽しめるラウンド型イルカショー会場という同館の特徴を生かし、プールの中央にウォーターカーテンを発生させ、そこへ3Dプロジェクションマッピングを投影するという日本初の試みがおこなわれている。
百聞は一見にしかず。光と水の演出による圧巻のイルカショーは、こちらの動画を見て欲しい。
変化自在のウォーターカーテンに、虹色に光る花火、そこへイルカ達の水しぶきが重なり合い、ほのぼのとした「水族館のイルカショー」を変える最新鋭のエンターテイメントとなっている。
このパフォーマンスは、9月30日までアクアパーク品川にて夜限定で開催中だ。
仕掛け人は東京駅にプロジェクションマッピングを施したクリエイティブ集団「NAKED(ネイキッド)」
この空間を生み出したのは、2012年に東京駅復元を記念し駅の建物にプロジェクションマッピングを施した「TOKYO HIKARI VISION」を実施した「NAKED(ネイキッド)」。
「プロジェクションマッピング」を日本に広く知らしめたきっかけでもあり、その後もさまざまな場所で、非日常的な光景を作り続けている。
たとえば東京タワーでは、2015年から季節をテーマに展望台のガラスにマッピング投影をおこなっている。
この動画は、今年4月まで開催されていた「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED」。ガラス越しの夜景に、夜空を舞うクジラや汽車、雪の結晶をイメージした花火が投影された。
現在も東京タワー大展望台2階で「TOKYO TOWER SUMMER LIGHT FANTASIA」が8月31日まで開催中。「夏の光」をテーマに、美しい星空や煌めく彗星、蛍の光など夏の魅力が詰まった光の世界を演出しているとのこと。
「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」というSF作家アーサー・C・クラークの言葉を体現しているプロジェクションマッピング。この夏は、ぜひその圧倒的な“魔法”を見に行ってみてはどうだろう?