世界中で深刻化しているゴミ問題。
特にプラスチックゴミは自然に分解されるまで何千年という時間がかかり、この瞬間にも大量のプラスチックゴミが蓄積されるままとなっている。
この問題に立ち向かったのは若き科学者、ミランダ・ワンとジニー・ヤオ。
自分たちが住むバンクーバー市のゴミ処理場での膨大なプラスチックゴミを目の当たりにして、2人は大きなショックを受ける。
しかし、いまや日常生活に欠かせないプラスチックを減らすことは難しいと考えた彼女たちは、プラスチックを分解するバクテリアの存在に目をつけた。
驚くべきは、そのとき彼女たちはまだ高校3年生だったということ。
さらに、彼女たちは「アクシデント」や「ミス」すら味方にしてしまったのだ。
「失敗は成功の母」を体現した若き科学者
「アクシデント」と聞くと、不運や有害、といったネガティブなイメージがある。しかし彼女たちの発見を支えたのは予期せぬ「アクシデント」や「ミス」だった。そして地元の河川を美しくしたいというシンプルな思いから、思わぬ発見を得ることもできた。
果たして、プラスチックを分解するバクテリアの正体とは?
実をいうと2人の発見は、世紀の大発見ではない。しかし自分たちだけのチカラでここまでの発見を得たのは、彼女たちが失敗を恐れない視野の広さとしなやかな思考を持っていたからだろう。
「この旅を通して、科学への熱い思いを再確認した」と語る、2人の科学者の未来が楽しみになってくる。
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