こちらの、真剣な表情でブラジャーを握りしめる男性。
いわゆるスケベな紳士ではない。非常にバカバカしく、しかし示唆に富んだ「イグノーベル賞」の創設者であるマーク・エイブラハムズ氏だ。
犬の言葉がわかる日本のおもちゃ「バウリンガル」も過去に「イグノーベル平和賞」を受賞していることをご存知だろうか?
ただのジョークとして受け取られがちな「イグノーベル賞」だが、その研究はいずれも日常の些細な疑問や不便に対して、思いがけない視点から真剣に向き合う内容ばかり。
こちらのトークではエイブラハムズ氏みずから、過去のさまざまなイグノーベル賞を紹介。そして、栄誉あるイグノーベル賞受賞式の様子も垣間見ることができる。
大笑いしたあとになぜか気になる「ニッチな発見」を求めて
イグノーベル賞は1991年よりスタートし、毎年 10の個人・団体に 賞を贈呈している。
その選考基準は「人を笑わせ そして何かを考えさせたか」。発見や研究に対して人々笑い、そしていつまでも頭の中に残り、誰かに話したくなるような研究がもとめられている。以下は、トークに登場するイグノーベル賞の一例だ。
「なぜキツツキは頭痛にならないのか?」
「怪我をした指がものすごく臭くなってしまった男性」
「大腸内視鏡検査をスムーズにするアイデア」
まずは、何も考えず笑いながらトークを見て欲しい。しかし必ず、あなたの頭を離れない研究発表があるはず。そして、エイブラハムズ氏が「私のお気に入りです」と話すブラジャーの正体も明らかに。
【参考・動画】
※ Marc Abrahams: A science award that makes you laugh, then think | TED Talk – TED.com