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デンマーク製の折りたたみ電動自転車「MATE」は走りの装備もスゴイ!

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都市部の渋滞や排ガス問題などにより、最近注目度が高い電動アシスト自転車。だが、東京など日本の大都市では、駐輪場が少なく停める場所に困る場合もけっこうある。
そんな問題を一気に解消できるのが、コンパクトに折りたためる「MATE」だ。しかも、走りの装備もかなり本格的。持ち運べて、走りも快適なマルチなニューモデルを紹介しよう。

 

おしゃれなデザインは街にフィット

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デンマークのスタートアップ企業「MATE.BIKE」社が開発したこの電動自転車。見た目は、よく見かける折りたたみタイプのコンパクトな自転車と同じだ。電動アシスト自転車にありがちな、無骨な電動モーターやバッテリーがぱっと見はどこにあるのか分からないからだ。街にピッタリとマッチする、シンプルでスタイリッシュなデザインだと言える。

 

モーターとバッテリーが見えない工夫

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その秘密は、電動モーターとバッテリーの搭載位置。まず、ペダルを漕ぐ力を助けてくれる電動モーターは、後輪中央にあるハブ部に内蔵されたインホイールモーターを採用。また、高電圧のリチウムイオンバッテリーはフレーム内蔵タイプを採用している。だから、普通の自転車に見えるのだ。
ちなみに、電動モーターの出力は3バリエーションを用意。「MATE city」と「MATE city+」が250Wで最高速度25km/h、「MATE S」が350Wで最高速度32km/hを発揮する。

 

カーボンブレーキも装備

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おしゃれなスタイルだけでなく、走りの装備が本格的なのも注目だ。
例えば、足まわり。前後にサスペンションが装備されていて、フロントにはスプリングの硬さを変えられるプリロード調整機能までセット。乗り手の体格や走る場所によりサスペンションの動きや衝撃吸収性などを変更可能だ。

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ブレーキは、レース用バイクなどにも使われるカーボン製ディスクをこれも前後に装着し、どんな場所でも安全で確実に止まることができる。また、シマノ製7段ギアや全天候型の20インチタイヤなども装備し、街乗りはもちろん凹凸のある悪路などでも快適に走れる優れた走破性も自慢だ。

 

折りたたみは3ステップで簡単

「MATE」は折りたためるのも魅力だ。方法は、
①フレーム中央のロックを外し前後を折りたたむ

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②ハンドルを折りたたむ

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③シートポストを下げる

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のたった3ステップ。

folder2_rqqfe4しかも、折りたたみ時のサイズは長さ90cm×幅40cm×高さ68cmで、誰にでも素早くコンパクトにできるのもいい。通勤などで、最寄り駅まで「MATE」で移動し、折りたたんでバスや電車などに持ち込むのもOK。オフィスや家に駐輪場がない場合には、室内に入れることもできる。また、クルマのトランクに入れて運び、出先の公園などで乗るといったレジャーユースにも最適だ。

 

スマホの充電もOK

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前述のバリエーション中、「MATE city」と「MATE city+」には6段変速が可能なコンピューターとディスプレーも装備している。ディスプレーは防水&防塵で、バッテリー容量や走行距離、時間などが表示できる。また、全モデルにスマートフォン充電用のUSBポートも装備。細かい配慮により、使い勝手がいいのも注目点だ。

ちなみに、「MATE」のPVもあるのでご覧頂きたい。

価格は20万円程度

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こんな注目の「MATE」だが、実はまだ販売されていない。アメリカのクラウドファンディング・サイト「INDIGOGO」で、生産体制の資金を集めるためのキャンペーンが終了したばかりだ。

結果は大成功。うまくいけば近い将来、正式に販売されるだろう。販売価格もすでに決まっていて、1,999ドル(約20万円)~2,249ドル(約24万円)を予定。

気になる方は、公式サイトをこまめにチェックしてみてはいかがだろうか。

 

【参考】

※ MATE. The coolest and most affordable eBike EVER – Indiegogo

※ The coolest and most affordable e-bike ever! – MATE.bike