「Three-Dimensional Mid-Air Acoustic Manipulation」の可能性
「Three-Dimensional Mid-Air Acoustic Manipulation」の映像はまか不思議な現象を見せてくれるが、この実験が意味することは単に不思議な現象ということに留まらない。様々な可能性を示しているのだ。
例えば国際宇宙ステーションのような無重力状態でも、液体を思う通りに扱う技術に応用できる。
また、薬剤の製造工程で他の固体と接触して乾燥させた薬には結晶化が生じ、身体に吸収しにくいものになってしまうが、これを宙に浮上させた状態で行えば服薬量が少なく副作用の小さな薬を製造することも可能になる。
他にも部品の運搬や宇宙開発など、様々な用途が考えられるという。勿論エンターテインメントやアートの世界でも、立体映像や自由に形状を変化させる立体オブジェなどにも応用できそうだ。
今後の研究で、我々を驚かせてくれるだろう。