
リモコンが散らかっていないだろうか?
照明、テレビ、ブルーレイ、エアコンなどなど。便利な家電品が増える度に、便利さが失われていくような気がしていないだろうか。
たしかに、一つで何役も使い分けられるリモコンや、スマートフォンをリモコン代わりにできるアプリも登場しているが、今度は切り替えが面倒になる。
そんなとき、たった一つのリモコンが、操作したいデバイスに向けるだけで自動的に切り替わったら便利ではないだろうか。
そんなリモコン『Sevenhugs Smart Remote』が登場した。
操作したいデバイスに向けるだけで切り替わる
『Sevenhugs Smart Remote』は操作したいデバイスに向けるだけで、そのデバイスの用のリモコンに切り替わるという非常にスマートなリモコンだ。
たとえばテレビに向ければテレビ用リモコンになるし、電気スタンドに向ければ電気スタンド用リモコンに自動的に切り替わる。
Apple TVに向ければApple TV用のリモコンに切り替わる。
それだけではない。『Sevenhugs Smart Remote』を窓に向ければタッチスクリーン上に気温や天気予報が表示される。
『Sevenhugs Smart Remote』はいちいちデバイスを指定するために切り替える煩わしさから解放してくれるリモコンだ。
その対応デバイス種はなんと25,000種以上。
デバイスの微妙な位置の違いも検知する
『Sevenhugs Smart Remote』を使うためには、Wi-Fi環境が必要だ。それに付属の充電ステーションと、3つのセンサーを配置しておく必要がある。
3つのセンサーには粘着テープがついているので、これらを部屋の3方向の壁に設置しておく。あとは、スマートフォンに専用のアプリをダウンロードして使いたいデバイスを登録する。
そうすると、『Sevenhugs Smart Remote』を使いたいデバイスに向けるだけで、そのデバイス用のリモコンに自動的に切り替わるようになる。
デバイス同士の位置が近くても、『Sevenhugs Smart Remote』はその微妙な角度を判定して切り替わることができるので、ストレスはなさそうだ。
デバイスをグループ化することも可能
そして『Sevenhugs Smart Remote』のもう一つの便利な機能は、『Sevenhugs Smart Remote』をどこに置いたかわからなくなったときでも、充電ステーションのボタンを押せば、『Sevenhugs Smart Remote』自体が音を発して位置を知らせてくれる。
だから家族の誰かが使って元の場所に置かなかったとしても、すぐに発見できるのだ。
また、照明器具がいくつもあって、就寝前にそれらを消さなければならないときも、『Sevenhugs Smart Remote』のカスタマイズ機能を使えば、それらの照明をグループ化することができるので、一つ一つ消さなくても一度でまとめて消灯することができる。
ドアに向けて操作すれば、タクシーが呼べる
『Sevenhugs Smart Remote』がコントロールできるのは室内のデバイスだけではない。
なんと、Uberでタクシーを呼ぶこともできる。その場合は、たとえばドアに向ければ呼べるようにできる。
『Sevenhugs Smart Remote』は、現在クラウドファンディングのKickstarterでキャンペーン中だが、本稿執筆時点では10日のキャンペーン期間を残しながらも、既に目標額の17倍以上の調達を実現している。
やはり、高度な技術をシンプルに使えるデバイスは、人気が高くなる。
【参考】
Sevenhugs Smart Remote: The First Remote for Everything by Sevenhugs- Kickstarter