
さて、仕事だ。
と、デスクに向かって「Hi Lumi, turn on」と声をかけると、それまで折りたたまれていたデスクライトが変形し、いつもの最適な位置で点灯する。
そんな未来的なロボットデスクライトが自分の声に反応して起動する様子を見れば、こちらも仕事モードに入りやすそうだ。
このロボットデスクライト『Lumigent』を発表したのは日本発のIoTスタートアップのCerevo。この秋にも発売される予定だという。
話しかけると起動するデスクライト
『Lumigent』は音声認識機能を搭載した多機能なデスクライトだ。
使っていないときは折りたたまれて待機し、「Hi Lumi, turn on」と話しかけることで指定しておいた位置で点灯できるように変形する。
『Lumigent』は4カ所に可動軸を持ち、使用中でも音声による命令でライトの位置を微調整できるのだ。

そして一仕事終えて「Goodbye」と声をかけると自動的に折りたたまれて収納される。
書類や本の撮影も音声で指示できる
『Lumigent』は照明以外の機能も持っている。
800万画素のカメラが搭載されており、机の上に置かれた書類や開かれた本を撮影することができる。
撮影も音声で命令できオートフォーカス機能も搭載しているので、たとえば本を両手で開いているような状態や、指で重要部分を指し示した状態でも撮影ができる。
撮影したデータはmicroSDカードに保存することも可能であり、無線LANでスマートフォンに接続してクラウドにアップすることもできる。
また、静止画だけでなく、動画やタイムラプス撮影にも対応している。
ウェブチャット用のカメラとしても機能する
さらに『Lumigent』は、ウェブカメラとしても使用できる。
ビデオチャット開始時に『Lumigent』に話しかければ、『Lumigent』はカメラの位置をチャットに適した位置に移動させる。
ライトの先端に搭載されたカメラの位置を、顔を写すために自動で変形するのだ。この位置は、あらかじめ設定しておくことができる。
この機能を使うためには、USBケーブルでPCと接続しておく必要がある。
CESでHome Appliances 部門のAwardを受賞
『Lumigent』にはスマートフォン用のアプリも用意されており、明るさやライトの位置などを、音声操作よりも細かく調整することができる。
なお、『Lumigent』は、1月5日から米ラスベガスで開催されている国際見本市CESで、Home Appliances 部門のAwardを受賞している。
この秋の発売開始が楽しみな製品だ。
【参考】