
人間には「面倒くさい」という感情がある。
毎日欠かさずやれば問題ないのに、つい手を抜いてしまうという事柄が日常には溢れている。そしてそれには個人差があり、やらない人はとことんやらない。
「そんなことくらい」ということが、ある特定の人にはたまらなく苦痛なのだ。
だが、それすらもガジェットが解決してくれるとしたら?
勝手に定位置に戻る掛け布団
IoT全盛の現代だが、さすがにこういう製品は「やり過ぎ」なのだろうか。
クラウドファンディングサイト『Indiegogo』に、「スマートフォンと連動する掛け布団」というものが出てきた。
商品名は『SMARTDUVET』。布団をIoTに組み込んでどうするんだ? という声が聞こえてきそうだが、起床してそのまま外出しても自動でベッドメイキングをやってくれるということだ。
その仕組みの秘密は、中敷きにある。空気で膨らむワッフル型の中敷きが、掛け布団を元の位置に戻してくれるというのだ。
要はスマホと連動しているのは掛け布団ではなく、中敷きに空気を送り込むコンプレッサーだ。もちろん、ベッドメイキングの開始時間も設定することができる。
キャンペーンは大成功!
いくら何でも、これは珍奇な発明品ではないか……と思いきや、Indiegogoでは目標額の130%もの大金を集めているのだから驚きだ。
そういえば、日本の鉄道会社が採用している自動起床装置もSMARTDUVETと同じ構造の製品だ。用途の違いこそあれ、あれも「空気で中敷きを膨らませる」という機構である。しかも最近では、この装置も一般販売されている。
案外、こうした最先端寝具が今年のトレンドになるかもしれない。
【参考・動画】