わたしのご主人様って、とっても神経質で、緊張するとすぐお腹がくだってしまうんです。食事もちょっといつもと違うものを食べるだけですぐゴロゴロしちゃうんです。

朝食はいつもパン派なのに、この前、珍しくタマゴかけごはんとお味噌汁を作って食べていたと思ったら、通勤バスの途中でゴロゴロお腹が泣き出したんですって。バスって途中下車しても近くにトイレがあるかわからないから、会社に着くまでずっと我慢したらしいの。そしたら…会社まで間に合わなくて……そう、漏らしちゃったんです。着替えるためにまた家に戻ったので、半休にしたんですって。それも臭うからコンビニでとりいそぎ下着だけ履き替えて。漏らしちゃうってとても辛いんですよね。なんか人間の尊厳を傷つけられるというか。生理現象なんだから仕方ないんだけど。

ご主人様はじつは小学生のときにも一度登校中に漏らしたことがあって、以来ずっと「ウンチ」ってあだ名をつけられちゃったんですって。10年以上経って同窓会で会っても「おお、ウンチ!久しぶりだなあ」って。かわいそうですよね。好きでやったわけじゃないし、生理現象なんだから。

そこでわたしの出番ってわけ。わたしの名は『DFree』。超音波センサーを利用して、体内の動きからご主人様の排尿、排便のタイミングを予知するのがわたしの使命なの。ご主人様のような慢性的にお腹が弱い人はもちろん、トイレの準備に時間がかかる車イスの方やお年寄りの方など、自分ですぐに動けない方たちの強い味方なんです。
わたしの扱い方はいたって簡単。スマホアプリと連携するだけ。「現在、○○%溜まっています。○○分後にトイレの時間がきます」と、排泄のタイミングを事前に知らせちゃいます。トイレのタイミングには個人差があるのですが、スマホアプリが排泄時間を記録することで、排泄のタイミングを学習します。つまりトイレに行けば行くほど、お知らせするタイミングが正確になってくるというわけ。だからご主人様なんて、最近はお腹がゴロゴロするのを楽しみに待っているくらい(^..^)。

これまでお花見やピクニックや花火など、トイレが怖くて行けなかったみたいだけど、いまのうちに学習させて、春になったら安心して遊びに行けるようになるのを楽しみにしているみたい。
『DFree』
・1月から介護施設向けに排尿予知のDFreeを提供開始
・一般向けには2017年内をめどに販売予定
・排便予知のDFreeは2017年内めどで商品化予定
■寸法:本体部(mm) W70 D65 H15 センサー部W30 D50 H10
■重さ:70g
■素材:プラスチックなど(生体適合が認められた素材)
■連続稼働時間:約60時間
■充電方法:USBケーブルを用いて充電
■通信:スマホとBluetoothで接続
*アプリ
■App Store、Google playから無償ダウンロード
■対応機種:BLE対応のAndoroid,iOS搭載機種
*尿意、便意のタイミングには個人差があるため、事前の個別の調整(アプリ上)が必要
*目安として1週間程度の初期学習期間が必要になります。
【参考】