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ハリーポッターの呪文を唱えると何かが起きるARを、学生が開発

Photo via Visualhunt

 

ハリー・ポッターの魔法が使えたら……。

そう思うのは子供だけではないだろう。

私は原作を読んではいないが、映画を見たときはあの魔法の世界にすっかり魅了された。

映画が終わって現実に戻るのが残念な気がしたものだ。

そんな魔法を、拡張現実(AR)で実現してしまった学生がいた。

彼はマイクロソフトのHoloLensと魔法の杖を使って、「エクスペクト・パトローナム!」と唱えているのだ。

 

HokoLensのARに魔法をかけた

彼の名はAsad Malikさん。米ネバダ州のBennington Collegeで学んでいる21才の学生だ。

彼はマイクロソフトのHoloLensを使って、ハリー・ポッターの魔法を使えるARを開発した。

彼が開発したアプリを使えば、HoloLensを装着することで魔法使いになれる。

このアプリでは、今のところ3つの呪文が使える。

守護霊を呼び出す「エクスペクト・パトローナム」。物体を浮遊させる「ウィンガーディアム・レビオーサ」。燃やす「インセンディオ」だ。

それらの呪文を唱えて魔法の杖を振ると、ARの中で魔法がかかる。

現代の魔法とも言うべきARの中では、ハリー・ポッターの魔法も実現できる。

開発は単位取得のためだった

Asad Malikさんはこのアプリを、単位取得のために開発したという。大学が教育の一環として、プログラミングの課題を出しているようなのだ。

彼が言うには、HoloLensが指を認識する機能を利用すれば、指先と同じく先端が細い魔法の杖でコマンドを呼び出すことは簡単だという。

そのため、この部分の開発ではそれほど苦労しなかったらしい。

テーマパークやゲームに応用すれば

Asad Malikさんは1月いっぱいで一端プロジェクトを完了させるが、新しい呪文や動きを追加していくという。

今回開発されたARは、あくまで学生個人がこぢんまりと開発したものだが、これはヒントになるのではないだろうか。

企業レベルで投資して開発をすれば、USJのようなテーマパークのアトラクションやRPGなどでかなり壮大なスケールの魔法世界を作り上げることができると思うのだが……。

まずはAsad Malikさんによるアップデートが楽しみである。

【参考】
※ Facebook

※ This HoloLens App Reveals What Harry Potter Go Would Be Like | 3D VR Central – Virtual Reality News

※ This HoloLens App Shows What Harry Potter Go Would Be Like