
ペンというものは、じつは人類が生み出した最良のデザインかもしれない。
ペンの中に収納できるのは、何もインク付きのペン先に限らない。最近ならフラッシュメモリーを搭載しているのもあるし、これが独裁国家なら毒物の入った針を仕込んでいる。
つまりペンというのは、「永遠のグッドデザイン大賞」を受賞しているのだ。これを生かさない手はない。
モバイル時代の万能ペン
もしこの製品が市場投入されたら、新成人への記念品などにピッタリかもしれない。
クラウドファンディングサイト『Indiegogo』に、『ChargeWrite』という製品が登場した。これはパワーバンク搭載のペンである。
液晶タッチペンやスクリーンクリーナーも付属された製品で、バッテリーとしての容量は1,000mAh。iPhone7のそれと比較したら約半分である。急な場面でのスタミナ補給ということを考えれば、充分な容量かもしれない。
ちなみにこの製品は2種類あり、『ChargeWrite+』は16GBのフラッシュメモリーが搭載されている。ただ、それと引き換えにパワーバンク容量が650mAhになってしまった。この辺は、ペン自体の大きさが足りなかったのか? そういうやむを得ない事情があったとしても、ユーザーから見れば残念な印象がある。
iPhoneでもAndroidでも
この製品のプラグは、LightningとマイクロUSBの両方に接続することができる。去年から普及し出したユニバーサルタイプだ。
パワーバンクは物体として見てもかさばるという問題がある。それを解決するひとつの手段として、もっともスタンダードな「ペン型収納」という選択を採用した。スーツの胸ポケットを飾るものとしても、このChargeWriteは期待の製品である。
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