
最近、徐々に目にすることが増えたスマートフォン充電用のワイヤレスチャージャー。
スマホをケーブルで充電器に繫がなくてもチャージできるというものだが、今発売されているほとんどのタイプは充電器にスマホを置く形式。
しかも、非接充電技術Qiという規格に対応したスマホでしか使えないので、なかなか普及していないのが現状だ。
ところが、アメリカのArrow Electronics社が開発した『MOTHERBOX』は、iOSとAndroidどちらのスマホにも対応、しかも充電器に接触しなくても充電ができるという、“本物の非接触”ワイヤレスチャージャーなのだ。


5角形の面が集まったキューブ形状を持つ『MOTHERBOX』。サイズは、6インチ(15.24センチ)四方のスタンダードと、3インチ(7.62センチ)四方のミニがある。
スタンダードなら家のリビングなどに、ミニの場合は持ち運びもできる大きさだ。

使い方は、次の通り。
1,スマホの充電ポートに専用レシーバーを接続
2,専用レシーバーをスマホの裏面に置きスキンなどで固定
3,スマホに専用アプリをインストールしレシーバーと接続
セットアップは3ステップで超簡単だ。

あとは、スマホを『MOTHERBOX』本体に近づければ充電開始、本体から離せば充電が終了する。

これは便利。本体にスマホをケーブル接続や置く必要がないので、好きな場所で充電ができるし、コンパクトなミニなら出先でも充電が可能だ。
また、専用アプリはiOS用とアンドロイド用の2タイプあるので、スマホを選ばないのも魅力だ。
ちなみに、プロモーション動画もあるのでご覧頂こう。
気になる価格だが、米クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」ではベーシックが89ドル(約1万円)、ミニが99ドル(約1万4000円)。
3,000円程度のスマホを置くタイプと比べると少し高めだが、これだけ便利でどんなスマホにも使えるのはかなりいい。
このような“リアル非接触タイプ”がもっと主流になれば、価格ももっと下がると思われるので、今後も注目だ。
【参考・画像】
※ The MotherBox – TRUE Wireless Charging (INDIEGOGO)