出典:Connected Robotics
急成長する“フードテック”とは
近年、盛り上がりを見せる“フードテック”。テクノロジーの力で食品業界を改革するこの概念は普及を続け、アメリカを中心に様々な企業が「調理ロボット」の開発を行っている。
そんな中、日本発のスタートアップ企業が開発する調理ロボットが注目を集めている。
ロボットの力で調理が変わる?
「調理をロボットで革新する」という考えのもと、飲食業向けロボットサービスの研究開発および販売を手がける『コネクテッドロボティクス株式会社』は、調理プロセスを圧倒的に簡単にする調理ロボットシステム「OctoChef」を提供している。2017年に開催された「Startup Weekend Tokyo Robotics」では見事優勝し、成長を続けている。
「OctoChef」の紹介動画では、ロボットのアームがコロコロと器用にスティックを動かしたり、刺す・すくう動作でお皿に盛ったり、他にも挟む・回す・開ける、といった動作が見て取れる。
人とロボットとが二人三脚で調理をする様子が描かれており、まさにSF映画に出てくるような光景が現実となっているのだ。
出典:Youtube
ロボットがより身近になる未来
ただロボットの自動化効率を上げていくだけでなく、「すべての人がロボットと楽しく暮らす豊かな未来を実現すること」を目指して、より身近で日々の生活の豊かさに繋がるようなロボットを開発している、コネクテッドロボティクス。
動画では、たこ焼きを作っている「OctoChef」だが、同時にソフトクリームロボットでもあるらしい。
出典:Connected Robotics
ロボットの開発やそのテクノロジーは著しく進歩しているものの、現在は日常生活に根差しているという感覚はまだ薄い。だが、このように人との共存・共生を目指すロボットの開発が進むにつれ、日常生活もガラリと変わる可能性は大いにあるのではないだろうか。
今後も、「OctoChef」をはじめとする調理ロボットの進化や日常生活との関わり方に注目していきたい。
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