無色透明でありながらも太陽光で発電できる“発電ガラス”を知っていますか? 家電Watch(※1)によると、inQsが開発したもので「両面からの日射に対して発電できる」とのこと。
このような環境にも優しい発電ガラスはどのような可能性を秘めているのでしょうか。また世間からはどういった反応がみられるでしょうか。
発電ガラスの販売開始へ
家電Watchのニュース(※1)によると“NTTアドバンステクノロジは、inQsが開発した無色透明形光発電素子技術(SQPV:Solar Quartz Photovoltaic)を活用した「無色透明発電ガラス(以下:発電ガラス)」の販売を開始。東京都新宿区の学校法人海城学園に、初めて導入した”とのこと。
また「発電ガラスは無色透明で、両面からの日射に対して発電できるという。このため、既存温室の内側に設置しても採光や開放感への影響を与えることなく発電が可能。また天窓を含め、さまざまな角度からの日射でも発電できるとする」と述べられています。
ただし、「新たな発電ガラスの内窓取り付けに際しては、しっかりとしたガラス固定・ガラス間配線・メンテナンス性の確保などが必要となる」との説明も。
発電ガラス販売に対する人々の反応
このニュースには様々な反応がみられました。
この技術凄いな…
— 蒼希🌻 (@souki_ishin) September 3, 2021
耐久性を見てみたいけど、更に実用化されたら太陽光発電の常識変わりそう
しかもレアアース使ってないのが大きい
無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」販売開始 – 家電 Watch https://t.co/IzxFWuiiWe @kaden_watchから
「この技術凄いな…耐久性を見てみたいけど、更に実用化されたら太陽光発電の常識変わりそう しかもレアアース使ってないのが大きい」と太陽光発電の新たな進歩を期待する声や、希少かつ高価な材料を使用していないことに賞賛のツイートがありました。
無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」販売開始
— おとやん (@nokosoku) September 3, 2021
新彊とかで採れるレアアースでなくても発電できますね。しかも、この下にだって畑が作れたりオフィスビルのガラスだって発電できる。使わない手はないでしょセクシー大臣さんhttps://t.co/bj64pasPM5
今後の導入例として“無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」販売開始 新彊とかで採れるレアアースでなくても発電できますね。しかも、この下にだって畑が作れたりオフィスビルのガラスだって発電できる。使わない手はないでしょセクシー大臣さん”と、環境大臣である小泉氏へ活用を期待する意見もみられました。
無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」販売開始 – 家電 Watch https://t.co/r74WJ1nIMn @kaden_watchより
— S・G・M (@rhysyu) September 2, 2021
透過率次第ではあるけど、自動車のフロントガラスに利用できたりするといいのにな、あと割れ方
さらに、「透過率次第ではあるけど、自動車のフロントガラスに利用できたりするといいのにな、あと割れ方」と、自動車に使用するには安全に考慮しなければならない点はあるものの、フロントガラスとしての使用を提案するツイートも。
NTTATが!まじか。
— SHIRASAWA Fumina (@white_shirasawa) September 2, 2021
これ、都心のオフィスビルのガラスを全部これにすれば、地方の山肌にメガソーラー作んなくていいじゃん!
無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」販売開始 https://t.co/lMm24Pus1d
「NTTATが!まじか。これ、都心のオフィスビルのガラスを全部これにすれば、地方の山肌にメガソーラー作んなくていいじゃん!」と都心のオフィスビルのガラスに採用することで、これまで課題となっていた設置場所の問題を打破する鍵になるのではとの見方も。
無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」
— Massy Murata (@Massy_Murata) September 3, 2021
価格、強度、寿命はどうなのか興味ありますね。https://t.co/i8ZkbUNh5I @kaden_watch
実際に使用する場合の問題として、“無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」価格、強度、寿命はどうなのか興味ありますね。”との声もありました。
発電効率や耐久性、製造コストなど様々な課題があるかもしれませんが、発電ガラスは多くの場面で活躍する可能性を秘めているテクノロジーといえるでしょう。無色透明のガラスのため景観を損なうこともなく、観光地や施設、オフィスビルなどでも導入しやすいというメリットがあります。
家庭用としての導入だけでは無く電気自動車のエネルギー補給や、2019年6月に閣議決定された成長戦略フォローアップ(※2)に記載されている“ソーラーシェアリング”などにも活用できそうですね。
【画像・参考】
※1 無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」販売開始 – 家電 Watch
※2 パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略 – 環境省
※Diyana Dimitrova/Shutterstock