おそらくほとんどのひとが、手は5本指であることを当然のこととして日々すごしていると思う。ペットボトルの蓋を開けたり、バナナの皮をむいたりするのは両手を使わなくてはいけなくて、それを疑問にも思っていないだろう。
でも、もし手首のあたりにもう2本指があったとしたら。。状況は一変するのだ。
これはMIT(マサチューセッツ工科大学)で研究中の「追加ロボット指」だ。
手首のあたりに装着し、親指と小指の外側に1本ずつ指が追加されたような形状になっている。そしてこの2本の追加ロボット指は装着者が物をつかもうとすると、その動作にシンクロして動くようになっている。物の形や大きさが変わっても、それに対応して物をつかんでくれる。
少し訓練すれば、この「追加ロボット指」は身体の一部のように扱えるようになるという。そして、この2本の指は人間が物をつかむのと同じくらいの強さで作動することができる。そうするとなにができるようになるか?タッパーの蓋を片手で開けることができるようになったり、重いものをこれまで以上に簡単に持てるようになったりするのだ。
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