アメリカで、自動運転に関する動きが加速している。
民間企業はもとより、政府も積極的な動きをみせてきた。
自動運転シンポジウムが大盛況
2014年7月14~18日、米カリフォルニア州サンフランシスコ。
第3回『Automated Vehicle Symposium 2014』が開催された。日米欧韓中など、世界各国から自動車メーカー、自動車部品メーカー、政府関係者など約600人が参加した。
参加者全員が聴講するセッションに加えて、具体的な課題解決に向けた関係者のみ(メディアは除外)のセッション、さらに屋外では自動運転に関するデモンストレーションを実施した。
自動車部品の大手でカナダのマグナ社は、キャデラック『ATS』に単眼カメラを搭載したプロトモデルによる、公道での渋滞対応の自動運転デモンストレーションを行った。
ルートは終日交通量が多く、頻繁に渋滞を発生するフリーウェイ101号線。
筆者は後席に同乗したが、時速44マイル(約72キロ)以下で作動する同システムでドライバーはハンドル、アクセル、ブレーキにまったく触ることなく、完全停止からのストップ&ゴーを含めた完全自動運転だった。
この他、自動運転向けのハードウエア、ソフトウエアをインテグレーションする、米ポリーシンク社もカメラやレーダーを搭載した実験車両を公道で走行させた。
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