本格的な趣味や癒しなどの用途で人気のアクアリウムだが、今、海外のクラウドファンディングサイトKickstarterで1つのスタイリッシュな金魚鉢(水槽)のプロジェクトが話題となっている。
この水槽は一見すると加湿器やオブジェに見えるが、どのような部分が話題となっているのだろう?
詳しい機能の紹介と共に今後のアクアリウム製品に与える影響を考えてみた。
その話題の水槽は「Avo」という物で、面倒な水の交換が一切不要と言うスグレモノになっている。
魚の糞や餌の食べ残しが有害なアンモニアを作り出すことで水質が低下するのだが、そのアンモニアをAvoの中のフィルタが硫酸塩に変換。水の中に配置された植物が硫酸塩を無くし、水をキレイにするという仕組みだ。
また、藻が増えるのを防ぐためのLEDライトの自動On/Off機能がついており、更に水温が適温(27℃)に保たれるようにもなっている。
この「Avo」はアクアリウム製品にどのような影響を与えるのだろうか?
この製品の最大の特徴は手軽さにあると言える。
実は自然の浄化作用はアクアリウムに詳しい人ならどの水槽でも行えることなので、「アクアリウムを始めてみたいけど、知識も少ないし、お金がかかりそう・・・」などといった人に向けての製品になるだろう。
この水槽でアクアリウムを始めて、飼育や手入れなどに楽しさを感じた人は、本格的な水槽を1から作り上げる・・・そんなパターンが将来主流となるかもしれない。
「Avo」プロジェクトの今後について
この「Avo」のプロジェクトは現在Kickstarterで出資を募集しているが、既に目標金額の半数近くに達するなど、上々のスタートを切っている。
日本でも”アクアリウムを始めたいけど敷居が高そうなイメージがある”と言う方がとても多いと聞くので、製品化が進めば是非日本でも発売して欲しいアイテムだ。
*参考:Avo. The stylish self-cleaning fish tank by Susan Shelley / Noux — Kickstarter