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多機能なのにシンプル「次世代自転車」に見るものづくりの真髄

シンプルな外観に秘められた多機能

「DENNY」には多くの機能が備わっているが、デザイン上で特に目立つのはそのハンドルの形状だ。

この角が丸みを帯びた四角いハンドルはそのまま自転車をポールなどに固定することができ、取り外して様々な場所に自転車をロックしてしまうこともできる。

ハンドルでタイヤをロック

ハンドルでポールにロック

もう一つデザイン的に注目されたのは泥よけだ。一見泥よけが付いていない様に見えるが、実は車輪に付けられたブラシの様な器具が泥よけの機能を持っている。比較的雨の多いシアトルではやはり忘れてはならない機能だろう。

泥よけ

また、荷台が籠状ではなく、フラットな台になっていることも特徴だ。ここにネットなどで荷物を固定するようになっているので、様々な形状の荷物を運べるし、ハンドルの下にあるので、落ちたときにはすぐに気付くだろう。

荷台

さて、以上は見た目の特徴だが、まだまだ多くの機能が備わっている。

まず、暗くなればライトは自動点灯する。

ライト自動点灯

ブレーキをかければ自動車と同様にブレーキランプが点灯する。

ブレーキランプ

ブレーキレバーを前方に軽く押せば、ウインカーが点滅する。

ウインカー

さらに走行性を高めるために、電動アシストや自動変速機が備わっているので坂道も軽快に走れる。

電動アシスト

自動変速機

しかも驚いたのは、取り外せるバッテリーのサイズだ。ミニタブレットほどの大きさで鞄に入れて持ち運べてしまう。

取り外せるバッテリー