IT/テック

上空で水滴を集めて水力発電

太陽光発電と補完しあう

このシステムは同時に飲料水や農業・工業用水を手に入れる手段にもなる。ダムを設置して行うような通常の水力発電に対して、環境への影響は圧倒的に少ない。また電力や水を必要としている場所のすぐ近くに設置できるというメリットがある。

面白いのは、このシステムは太陽光発電と裏表の関係にあることだ。飛行船をフラットな形にして、上部に太陽光パネルを設置すれば、晴れているときは太陽光発電、雲が出ているときは水力発電ができる。

Air_HES03

なお、空気中の水滴を集めて水を得るというシステムは荒唐無稽なものではなく、標高の高いところでは実際に活用されているシステムがあるという。また、集まる水の絶対量が少なくても、高低差が大きいので、かなりのエネルギーになる。

たしかに理論上、空中に存在する水蒸気は大きなエネルギー源になりえるかもしれない。大都市をまかなえるような発電が可能かどうかはともかく、離島や発電所から離れた小さい集落などの発電には、非常に有用なものになりえるのではないだろうか。なお、このAir HES、現在Indiegogoというクラウドファンディングのサイトで資金を募集している。

*参考:Air HESINDIEGOGO  CLOUD POWER – Clean Water And Energy From Clouds