Cheetah
IT/テック

MIT開発「チーターロボット」が放つ衝撃的なイノベーション

生体を模倣したテクノロジー

「Cheetah」を開発したバイオミメティックロボット研究所は、その名の通り生体模倣(バイオミメティクス)の研究により四足歩行・走行するロボットを開発した。

「Cheetah」は2009年から開発されてきたが、初めて自走できたのは2012年で、そのときはまだ姿勢制御が難しく、ワイヤーやアームで支えられていた。

それでも2013年には時速約22kmで走ることができるようになっていた。

22km

しかし2014年9月15日に公開された動画では、ようやくケーブルもアームも無い自立走行できる状態になったことが示された。

しかも室内での実験では、見事に約30cmの高さがある障害物を瞬時で飛び越えるという俊敏な動きも見せている。

jump

実は現在のロボットにとっては、この走りながら飛び上がって着地する、という動作は、かなり難しいらしい。研究グループによれば、このことが「Cheetah」の最も大きな特徴であり、生体模倣の成果だということだ。

Cheetahを支える技術

「Cheetah」の研究の重点課題は、環境への対応を最小限のアクチュエータインピーダンスで高いトルク密度を達成する事にあるという。

High-torqueactuator

そのため、動物が持っている軽量で高速に動く骨や腱の配置構造の原理を研究しているのだ。

biotensegrity

アクチュエータの許容量と要求される出力トルクはアプリケーションによって決められるが、研究グループはこのアプリケーションが力の制御を可能にするアクチュエータの設計方法を開発した。

研究グループはさらに、「Cheetah」の操作性を向上させるために尾の研究を行うという。それはチーターや猫、犬が行動する際には尾でバランスを取っていることを示すビデオから思いついたらしい。