どんな部屋も仮想現実空間に変えてしまう技術
異空間と変わった部屋では、現れたモンスターと手足を使って闘ったり、専用コントローラーがあれば銃撃もできる。あるいは注意しないと、壁に現れた謎の物体は、うっかり近付くと爆発するかもしれない…。
まだ研究段階にあるが、「RoomAlive」がどんな部屋も仮想現実技術で異空間に変えてしまう仕組みは以下の通りだ。
天上に6台のKinectとプロジェクターを設置する。
まずKinectが室内の凹凸や水平垂直、あるいは色を認識する。次にプロジェクターによって、室内の物理空間の形状にフィットしたプロジェクションマッピングが1平方インチ(約6.5平方センチメートル)単位で行われるのだ。
その結果、「RoomAlive」は壁や床、あるいは置かれている家具の表面も利用した仮想現実空間を作り出すことができる。
しかも部屋の中でのユーザーの動きも感知しているので、例えば現れたモンスターを叩いたり踏みつけたり、あるいは銃撃して攻撃することもできるのだ。
これらの装置は一般人でも簡単に取り付けられるという。また、プロジェクションマッピングも、自動的に部屋の形状にフィットさせることができるので、ユーザーは何も設定する必要が無い。