この2014年にもっとも注目されているデバイスのひとつはスマートウォッチだろう。
LGやサムスン、モトローラ、そしてアップルがすでに発表しているが、ネット上ではどうもマイクロソフトも用意しているという噂が出ている。
私は幸か不幸か20年来のアップルユーザーで、マイクロソフトのPCも使えないし、Androidのスマートフォンもわからないのだが、このマイクロソフトが用意しているスマートフォンには興味を抱かざるをえない。Forbesによれば、マイクロソフトのスマートウォッチはWindows Phoneは当然だが、Androidとも、そしてiPhoneとも同期できるというのである。
また、同サイトによればマイクロソフト・スマートウォッチのひとつの大きなウリは、バッテリーが2日間もつことだという。(ティム・クックが説明するかぎり)Apple WatchやGalaxy Gear、Moto 360は1日しかもたない。それに対して大きなアドバンテージを持つことになる。
The Verge は、2013年にマイクロソフトのスマートウォッチは1.5インチのタッチスクリーン、脈拍計、6GBのストレージを持ち、4G/LTEのインターネット接続が可能になると予想している。また、マイクロソフトSurfaceやXboxとも連携して開発される。
Forbesは、マイクロソフトはスマートウォッチの業界に参入することで、法人需要をねらっているという。企業が社員の健康管理のために脈拍がつねにモニターできるスマートウォッチと、それに連動するクラウドサービスを活用することを期待しているようなのだ。
とはいえ、本当にそんな需要が増えるだろうか? 脈拍を常時モニターするだけでそんなに有効な健康管理ができるものだろうか? そもそもユーザーはなにを基準にスマートウォッチを選ぶのだろうか?
Yahoo! TECHでは、マイクロソフトのスマートウォッチは年内にも発表されると予想しているが、少なくともしばらくは、スマートウォッチの世界は”可能性”が先行し、じっさいの利便性や優位性の差はすぐには見えてこないような気がする。とはいえ逆にそれだけ注目する価値があるといってもいいだろう。