電気自動車(EV)ならではの機能に「V2H」/「V2L」がある。
これは電気自動車のバッテリーに蓄えられていた電気をクルマの外に供給する機能で、「V2H」は「Vehicle to Home 」でクルマから家へ、「V2L」は「Vehicle to Load」でクルマから電気機器への供給を意味する。
そして、すでに日産自動車は「Leaf to Home」、三菱自動車は「MiEV power BOX」という名称で、外部への電力供給機能ができる機器の販売を行っている。日産は、ネーミングのとおりに家への給電で「V2H」、三菱は電気機器向けの「V2L」だ。その他、トヨタのプリウスPHVもV2Hに対応している。
こうしたクルマの外部への電力供給機能は、つい最近に発表されたトヨタとホンダの燃料電池車(FCV)にも備わっている。というか、外部への電力供給能力に関して言えば、FCVの能力は非常に高い。なんといっても、燃料電池とは、水素から発電するシステムのこと。いわば、燃料電池車(FCV)は動く発電所のようなものだからだ。