■三菱 アウトランダー PHEV (4WD)
エンジンとフロントモーターで前輪を駆動、リヤモーターで後輪を駆動。
<走行モード>
・EV:バッテリー残量大の場合はモーターで走行
・シリーズ:バッテリー残量小時や加速・登坂時はエンジンで発電してモーターで走行
・パラレル:高速走行時はエンジンで走行、加速・登坂時にモーターがアシスト
EV走行での航続距離:60.2km(JC08モード)
駆動用電池:リチウムイオン(総電力量 12kWh)
モーターで後輪を駆動
<走行モード>
・EV バッテリー残量大の場合はモーターで走行
・レンジエクステンダー バッテリー残量小時にエンジンで発電してモーター走行
EV走行での航続距離:229km(JC08モード)
レンジエクステンダー:航続距離を最大300km延長
駆動用電池:リチウムイオン(総電力量 21.8kWh)
このように一口で「PHV」と言ってもエンジンとモーターをシチュエーションに合せて使い分ける「トヨタ プリウスPHV」、両方を合成してパワーアップを図る「BMW i8」、バッテリー容量を活かしてモーターを主に使う「三菱アウトランダーPHEV」、小型エンジンで発電してモーターで走る「BMW i3」といった具合に様々なシステムが存在。
まもなく燃料電池車FCV「MIRAI」が発売されるものの、普及期を迎えるまでは欧州勢の動きからもHVの発展形である「PHV」が当面の主流となりそうな情勢だけに、今後ますます各社の設計思想がシステムへ顕著に現れて来そうだ。
*参考:トヨタPHV、BMW i8、BMW i3、三菱PHEV
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