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「みかんは◯◯に効く」来年は農林水産業に注目か

日本人の果物摂取は、海外と比べてかなり少なく、2009年度の1人1日あたりの果物消費量国際比較(データ/農林水産省)では、1位イタリア 426gに比べ、日本は144gで、176ケ国中127位でした。

その理由として、海外の国々では果物を野菜感覚で料理に使用し、加工品のバリエーションも豊富ですが、日本では果物を料理にはあまり使わない食文化だったという背景があります。

また近年の国民栄養調査で、特に20~40歳代は果実の摂取量は1人1日 50~70g台。厚生労働省が推奨する「健康日本21」における摂取目標200gの3分の1程度です。果実を食べない理由として、皮をむく手間などが面倒であること、そして日本の果物の値段が海外よりは高めで、一人暮らしの若者には手がでにくいといった側面があげられます。

みかん農家

例えば、みかんは最も庶民的な果物の一つで、かつてはこたつとみかんは冬の風物詩でした。しかし核家族化が進み、また70年代になり農産物の輸入自由化されると、みかんの消費量も低下し、農家の経営もたいへん厳しい状況にあります。

日本の国民の健康や暮らしが安定向上し、経済活動も活性化するため、現行制度の規制緩和が求められ、2015年度から新たな食品の機能性表示が導入されることとなりました。