「焼く」というのは難しい作業だ。「ゆでる」だったら沸騰した水の温度は100度で安定しているので、あとは時間だけを気にすればいいが、「焼く」ときには時間だけでなく火の強さも影響するからだ。でも、フライパンの温度がリアルタイムでわかれば焼き加減の精度はグッと上がるのではないか?
現代のテクノロジーをもってすれば、そんなフライパンも可能らしい。クラウドファンディングのサイトKICKSTARTERで、温度と時間の管理を手助けしてくれるスマート・フライパン、その名も「パンテリジェント」というアイテムが資金を募集し、はやくも目標額に達している。
このパンテリジェント、容易に想像できるとおり温度センサーを内蔵している。少し前だったら電子デバイスは自身に表示機能や警告機能を内蔵しなければいけなかったので難度が高かったわけだが、現在ならインターフェイスはすべてスマートフォンにしてしまえばいい。
このフライパンもスマートフォンとの通信機能を備えている。専用アプリには各種焼き料理のレシピが掲載されている。そのレシピにはフライパンの温度と焼き時間のデータが含まれているのだ。なおいまのところはiOSのみ対応だ。
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