メルセデス・ベンツ日本が25日、ブランド初となるPHV、「S550 プラグインハイブリッドロング」を発売した。
PHVの基本的な仕組みや各社の違いについては「気になる次世代環境車「PHV」各社の違いまとめ」をご覧いただくとして、今回は発表されたPHVのスペックや注目すべき機能について見ていこう。
今年に入ってポルシェやBMW、ボルボ、アウディなどの欧州車勢が相次いで「PHV」を発表。ポルシェは今年7月に「カイエン」のPHV版となるカイエンS「E-ハイブリッド」を日本へ導入。
8月にはBMWがPHVのスポーツモデル「i8」を導入、ボルボもまもなく新型「XC90」のPHV版となる「T8」を、来年にはアウディがPHVの「A3 e-tron」を日本へ導入すると発表している。国内メーカーのトヨタ プリウスPHVや、三菱アウトランダーPHEVと合わせて、選択肢が増えてきた。
欧州車勢の傾向的にはそれまでの大排気量エンジンをダウンサイズ、過給機により燃費とパワーを両立した上で強力なモーターでHV化、一回の充電で40km前後のEV走行を可能にしている。
今回メルセデス・ベンツ日本が受注を開始した「S550 プラグインハイブリッドロング」もまさにその路線上にある。
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