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太陽電池セルの発電効率が46%となり世界記録を更新

太陽電池セルは適材適所

ただし、集光型太陽光発電システムは設置場所をかなり選ぶ。レンズの裏面、つまり太陽電池セルに向いている面が曇ってしまうなどすれば途端に発電効率は落ちるので晴天率が高く乾燥した場所での設置が望ましい。

我が国をはじめ高温多湿になりやすいアジア地域には向かない集光型だが、乾燥気候のアメリカ西海岸や中東などではメガソーラー、ギガソーラーシステムの構築にも向いていると期待されている。

太陽電池セルとひとくくりにしても、その性質や特長によって様々なタイプの技術が必要となってくるのだ。まさに適材適所と言えるであろう。

*参考:New world record for solar cell efficiency at 46% — Fraunhofer ISE