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文字が消え、何度も使える紙が登場するかも

何度も再利用できるリライタブルペーパー

研究室では、その様なリライタブルペーパーを開発している。レドックス染料と呼ばれる商業用化学物質が色を変化させる性質を利用したのだ。

印字部分をマスキング

文字以外の部分を紫外線を当てることで色を後退させた結果として印字できる。この手法であれば20回以上書き換えても品質が劣化しないらしい。

紫外線を照射する

当然、このリライタブルペーパーは書き換えにインクを必要としない。そのため、経済的にも環境保全上も、持続可能性を保持したままグローバルなニーズに対応できる、魅力的な紙の代替物となるだろうと言うのが研究者等の主張だ。

紫外線を当てた部分の色が消える

リライタブルペーパーはガラスやプラスティック上で書き換え可能なメディアとして印刷することができ、その情報は何日も保存される。しかも単純な加熱によって消去することができるのだ。

リライタブルペーパーは商業用化学物質で青・緑・赤(メチレンブルー、ニュートラルレッド・酸性の緑色)の3原色を再現できる可能性も出てきている。

書き込む際は紫外線が各色を退行させる。そうして印刷された内容を消去する際は、再酸化によって染料は元の色に回復するというのだ。このとき、115度の熱を加えれば、消去は10分以内に終わらせることができる。

環境にもよるが、印刷された状態は3日以上は高品質な状態を保てるので、例えば新聞などとして利用する事も可能だ。しかもこのリライタブルペーパーは製造が容易で低コスト、さらに低毒性で低エネルギー消費と良いこと尽くめなのだ、と研究者は言う。