防寒の根幹は、身体と外気との間に空気の層をたっぷり作ることで、熱の行き来をできるだけ遮断することだそうだ。セーターやフリース、ダウンなどはいずれも、中に空気を多く保持できる素材を使うことでその機能を実現している。
その“空気の層”を積極的に操ることを考えた防寒着が登場。NuDownというメーカーのSquaw Peak Jacket(スクオウ・ピーク・ジャケット) とWhitney Vest(ホイットニー・ベスト)である。
まず、このジャケットのユニークなところは、胴体部分に膨らますことができるエアチャンバー(空気室)を備えていて、ポンプによって保温性・防寒性を調整できるところだ。
20回操作すれば、少し肌寒い日にちょうどいいくらいに。30回操作すれば、寒さの厳しい日にも対応できる。そして40回以上操作すれば、厳寒の状況でも着用者を守ってくれるという。
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