いかがだっただろうか。
筆者はここ3年ほど折に触れてクラウドファンディングについて書いてきたが、常々感じているのは「期待に反して盛り上がらないな」ということだ。
様々な理由が考えられるが、最大の理由は「とにかく利用者が少ない」というシンプルかつ残酷な事実にある。
独立系の企業が購入型クラウドファンディングサービスを乱立して凌ぎを削っていても、国内の市場規模は大幅に拡大しないということはわかっている。従来型のクラウドファンディングサービスを使わせるのは限界があり、サービス改善やスマホ利用が進んだところで、基本的には一部のリテラシーの高いアーリーアダプターを相手にビジネスをすることになるからである。
もちろん、上記5つのポイントが全てではない。だが、少なくともこれらが機能しないことにはパラダイムシフトは起きないだろう。クラウドファンディング業界を単独で考えず、広い視野に立って多角的に捉える必要があるのだ。