そうか、車椅子のまま運転席に乗り込めば良いのか!
この「なるほど!」というアイディアを実現した電気自動車は、「ケングル」(Kenguru)という名で、ハンガリー出身のイスティバン・キサロスラキ(Istvan Kissaroslaki)氏が発案した。
企画はずいぶん前から温めていたらしいのだが、資金が足りず実現できていなかった。
しかし、自らも車椅子を使用している米国の弁護士であるステイシー・ゾアン(Stacy Zoern)氏が、このアイディアに資金の援助を申し込んだことで実現化が可能となったのだ。
その利用方法があまりに簡単なので、絶賛してしまう。
車椅子の利用者は、車椅子から降りること無く、車椅子にのったまま「ケングル」の後方から運転席に乗り込めば良い。
つまり、「ケングル」には運転席の座席が無いため、車椅子がそのまま運転座席になるのだ。
ハンドルも、車椅子に乗っている状態で操作しやすいように、回転式では無く、バイクのハンドルの様な形状になっている。
また、運転操作は全てハンドルだけで完結するので、ペダル操作は必要無い。
約8時間の充電で約60マイル(約97km)走行可能で、時速約40kmというから、日常生活で使用するには十分なスペックだ。
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