ロボットアームの先端に装着を想定
研究者のParness氏によれば、この装置は回転している物体などにも有効だという。下の動画でも見ることができるが、実験では宇宙船のパネルの素材を胸につけた人(113kg相当)をつかむことにも成功している。
現在は人間がこのヤモリ式つかみ器を持って実験を行っているが、いずれはロボットアームの先などに装着することを想定している。
やがては、このヤモリ式つかみ器を搭載したロボットがスペースデブリを回収することになるかもしれない。
また、最近のロボット工学では、生き物にヒントを得た機構が急速な発展を遂げている。生物をより知ることは、ロボットの発展においても重要な要素なのだろう。
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【参考】
※ NASA Jet Propulsion Laboratory
※ ESA space ferry moves Space Station to avoid debris – ESA