テクノロジーは健康に貢献するか
紹介しておいてなんだが、運動好きの私からいわせると、おススメはできかねる。座ったままやるアイソメトリック(静的)の運動なんて、かなり片寄った筋肉の使い方になりそうだし、生活のなかで使う動作に直結しない。
そもそもこんな局部的な筋肉の使い方で、そんなにカロリーが消費できるのかどうかも疑問だ。まぁ、「なにもしないよりはマシ」という程度だろうか。
やはり歩いたり、走ったり、自転車に乗ったり、泳いだりといった、自分の身体を移動させるタイプの有酸素運動の方がずっと好ましいと思う。
健康は人々の大きな関心事なので、エクササイズに関連づけたデバイスというのは近年数多く登場している。ひとつの“稼げる”ジャンルなのかもしれない。
たしかに、モチベーションを上げるためにアプリでエクササイズにゲーム性を付加したり、デバイスでデータを蓄積したりするのは効果的だろう。
しかし、エクササイズはやはり身体を動かすしかないので、テクノロジーでエクササイズが容易になるということは、残念ながらまずない。結局のところ、汗をかくしかないのだ。
【関連記事】
※ 3Dプリンターを駆使!美しい義足が高性能・低コストで実現
【参照・画像】