「原油安で2015年にはGDP比率20%超の収入減」
2014年晩秋、衝撃的な試算が発表された。“世界一石油に依存した経済”といわれる東ティモールは、同年に始まった急激な原油安局面により膨大な国家収入を失うかもしれない。“GDP比率20%超”という数字の衝撃度は、日本の経済規模に換算してみると、その深刻さがよくわかる。
日本で100兆円もの歳入が突如消失したら、いったいどうなるだろうか?
この重大な現実にすら重い腰を上げられない国家に代わって、これまで社会で虐げられてきた女性たちが力強く立ち上がろうとしている。
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